忍者ブログ
自叙伝『세상에 너를 소리쳐 ~世界に君を叫べ~』 を紹介するブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

                         最高本能 スンリ #2

~己を愛するならば、己に対して責任を負え

2007年末、僕は二度にかけて大きい負傷をした。 開始はゴールデンディスク授賞式リハーサル

だった。 踊った時にミスで足首をケガしたのだ。 病院では無理をしてはいけないと休息を薦め

たがスケジュール上不可能なことだった。 特に長時間準備してきたコンサートが目前という状

況だったので絶対に休めなかった。 兄らが心配するかと思ってこっそり鎮痛剤を飲みながら痛

みを耐えた。 各種スケジュールを消化してコンサート練習まで併行していたら、コンサート当

日には足がぷっくり腫れて履物を履くこともできない状況だった。 それでも表情に出すことは

できなかった。 舞台で足を引きずれば観客らはそんな僕を見て歌に集中できないのだから。

 

 

そうして弱り目にたたり目で舞台に上がるやいなや事故が起こった。 特殊効果のためにさく烈

させた火薬が顔に飛んできたのだ。 幸い火傷はしなかったけど衝撃の強度が激しかった。

 

 

舞台から降りるや人々が集まってきた。『大丈夫なのか?』という質問もよく聞こえなかった

けれど無条件『できます』という返事だけ繰り返した。 なんとか準備したコンサートなのに、

このように虚しく退くことはできなかった。 舞台で倒れる場合があっても上がりたかった。

しかし身体が心に従ってくれなかった。結局公演中盤ぐらいに控室で気を失った。 また気が

ついた時は病院だった。 両親が来ていて、スタッフ1人が横にいた。

 

 

『どうしてここに?』

『お前、急に気を失って』

『コンサートは?』

『お前抜きでした。今日はこのまま休め』

両親と宿舎に帰っていく道にとめどなく涙を流した。 僕が愛して好む舞台に立つことができ

ないとは、数万人の前で公演する日だけを指折り数えたのに悔しくて悔しくてしかたなかった。

『身体の管理もまともにできない奴が何をするだって?』僕はプロではないとの自責に陥った。

他のどんな理由でもない、まさに自身のために公演に参加できなかったという事実に涙が止ま

らなかった。

 

 

ずっと泣き続けていると兄達が帰ってきた。 何も言えなかった。 兄らは僕のからだ状態だけを

心配するだけで何の憂いの表情もしなかったけれど、そのような姿を見ていると僕自身さらに

腹が立った。 グループは呼吸が生命だ。 踊り・歌を各自のパート別に分けて練習したが僕が

抜けて、その間準備したのが皆めちゃくちゃになったのは明らか。 当然兄らも腹が立って気に

障るはずなのに…、あまりにも申し訳なかった。

 

 

そのことをきっかけに『自身に対して責任を負う』ということが何かを悟った。 自身が好きで

応援するならばむしろ自らを促さなければならない。 子供を正しい道に導くためにご両親が

ムチを持つのと同じ論理だ。 自身に寛大にするよりは厳格な時、失礼や失敗を減らすことが

できて、それこそが真に自身を愛することだ。 他人に認められる自身を作る仕事であるから。

ただ能力や実力にだけ該当する話しとは違う。 からだを管理することやはり重要な自分管理だ。

いくら能力が優れてもそれを行動に移す体力が支えなければ効果がないという事実を深く悟った。

拍手[2回]

PR
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Copyright © TOPWORLD別館 All Rights Reserved
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]