忍者ブログ
自叙伝『세상에 너를 소리쳐 ~世界に君を叫べ~』 を紹介するブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

                         最高本能 スンリ #1

小さい・・・ 砂のような夢でも握り締めて

                                                   

~1%の可能性に賭けて~

『最後の1人は、大きいスンヒョンが前に出てきて』 2006年夏、1年余り進行されたオーディ

ションを終えてビッグバンの最終メンバーを選定する席で、ヤン・ヒョンソク代表がジヨン兄

(G-DRAGON)、ヨンベ兄(SOL)、テソン兄(D-LITE) 続き最後に呼んだ名前はT.O.P兄だった。

僕の名前はとうとう呼ばれなかった。瞬間、何の考えも出なかった。 ただ僕自身に腹が立って

狂いそうだった。 出来ることならいっぱい敗走したかった。やっと探し当てた機会を虚しく逃

した自分が憎いだけだった。 だが今になって後悔しても何をしようと、土地を売って後悔して

見ても時間を戻すことも、不合格が合格に変わる事もできない事情なのにね。 ここで終わりと

いう事実が信じられなかった。 もうこれ以上兄らと共に歌って踊ることが出来ないという事実を

受け入れたくなかった。 また初めから始めなければならないという事実に、なかなか実感がわか

ず涙さえ出なかった。

 

 

くやしさも心に生じた。 ただ歌手になるという夢一つにだけ頼って、親戚も友人もないソウル

に一人ぼっちで上京し死ぬ覚悟で練習したのに、兄らに比べて非常に不足した実力であることが

よく分かっていたから、明け方に一人で練習室へ向かった僕だった。 そのようにあくせく頑張っ

たのに、このように虚しく落ちるとは・・・。 『バカは常に最善を尽くしたと話す』という話のよ

うに、結果で証明できないと言う事は、頑張ったと言う自分の言葉はあくまでも弁解で言い訳で

ある。 顧みれば僕もやっぱり『最善を尽くした』という話で自らを慰めたのではないのかと思う。

 

 

『小さいスンヒョンは歌手として君が持った才能で踊りをうまく踊って、こういうものは分かる

けど・・・。 今俺はダンサーを選ぶのでなく歌手を選ぼうとしているんだ・・・。 そうだろう?

そのような面で君が少し足りなかった。』代表の評価は痛いように冷静で的確だった。 最も

好きで自信がある分野が踊りだったので、何より踊りに熱心であったという事実を否定する

ことが出来なかった。 結局僕が自ら招いた失敗とか、弁解も抗議も出来なかった。 その時で

あった。 的を射った評価に心が折れそうになる瞬間、信じがたい話が聞こえてきた。 『やっ

てみるという意思があれば、メンバーらの練習が終わった後に夜明けに一人で出てきて練習

するの事について俺は何も言わないから。だが次への可能性は10パーセント未満だ。爪の先

くらいの可能性は開いておくから。』

 

 

意志、可能性、10パーセント・・・『爪の先ほどの可能性』は まもなく『してみても特別効果

が無い事』という意味であることが分かったが、それでも一筋の光のように感じた。 まだ終

わりでないという事実だけでも感激でうれしかった。 成功する可能性が希薄でも相変わらず

ゼロではないという事実に胸が走った。涙を流した人は幸福もより大きく感じる。 今は泣い

たけど次は笑う為に、僕は爪の先ほどの可能性だとしても掴んで離さない事を決心した。

拍手[3回]

PR
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Copyright © TOPWORLD別館 All Rights Reserved
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]