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自叙伝『세상에 너를 소리쳐 ~世界に君を叫べ~』 を紹介するブログ
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                         馬鹿力本能 T.O.P #2  

~今この瞬間にも俺はさらに上手くなりたい

 

俺を表面的に見ればかなり強いイメージを感じるようだが、実際は考えも多く悩みも多い、

ちょっと弱いスタイルだ。 『俺は何を上手くやれるか』、『俺が上手くやれている事が

あっているのか』という考えに一度陥ればその悩みに長く沈んでいるほうだ。

この頃はできるだけそんな風に考える時間を減らそうと努力している。 大切な若い時期に

1,2ヶ月もそんな考えに陥っているのは贅沢と結論を下したためだ。 俺自身を信じる事が先だ。

『私はこういう人だ』と何かを決め付けておかない方がいい。どこを探しても決まっている

『私自身』というものはない。私はひたすら私が作っていく事で作られていく。 人間が持つ

欲の中に善良でないものもあるが、真の欲は『自分が作り上げたい自分を創っていくこと』

と考える。 幼い時、良くないこともたくさん経験してみたがそのような経験らのおかげで、

むしろ果敢に難関にぶつかることができる【負けん気や意地】ができた。 何より『俺はこん

なんじゃ満足しない』という幼稚な悩みは禁物。 自身を冷静にかえりみて、そのよしあしを

考え満足しない事があれば直していくようにさらに努力すれば良い。

 

俺には一種の偏執狭性がある。 冷蔵庫を開けてみた時に、そこに牛乳や豆乳のような物が一方向

に向かってラベルが見えるように、すっきりと整列していればなぜか分からない喜びを感じる。

俺の趣味はフィギュアを集めることなのだが、プラスチックで作られた【完璧な】製品らがきち

んと置かれているのを見ると気分が良くなる。 どうしても芸術分野の仕事をする人々はそのよう

な指向が少しずつあるようだ。 一日がしんどく時には孤独に感じられても、自分の部屋に帰って

きてそのように整頓されたフィギュアを見ていれば癒しとなる。 そしてそれらのように自分の

気持ちを整理してくれるのを感じる事で、その完璧な姿が俺をまた虜にする。 この前 母と長い

時間話をする中で、小説家だった母方の祖父の話が出た。 母は『お前はお母さんのお父さんと

似た点が多いみたい』と話してくれた。 母方のお祖父さんの名前は【ソ・グンベ】 

俺のように口数が少なくて長く考えてからはじめて話をする方だった。

《港》などのさまざまな小説を書いて、映画<八道山河>の脚本を書かれるなど、内面の世界を

書いて表現していくことの他には、外に内心をよく表わさない性格が俺と似ていたようだ。

世間と妥協するとか社会に順応することにはそれほど関心がなかった祖父だったけれど家族らを

大事にする心だけは本当に暖かかった。小さい頃に祖父と長い時間を過ごしてその温みを味わっ

たからなのか、俺には祖父がとても良い友人に感じられた。

 

<Hello>ミュージックビデオをとる3週前のことだった。 ビッグバンが大衆的にたくさん知られる

こともなかったし、<コジンマル/嘘> 発表を控えていた時期で、メンバーら皆『俺ら・・・果たし

てうまくやれるだろうか?』と焦りを感じていた時であった。俺もやはり違わなかった、

『歌手として俺のアイデンティティ』についての悩みも多かった。

当時祖父はだいぶ身体を患っていた。 けれど走って行ってお目にかかりたくても忙しいスケ

ジュールの為、心の赴くままに行くことはできなかった。 そんなある日母を通じて連絡が来た

祖父が危篤だという知らせだった。 すべて放り出して病院に駆けつけた。 祖父は話をする事も

できないほど病状が悪化していた。なぜか祖父は自分自身も『今日』を越すことができないと

いう事を知っておられたような感じだった。 祖父は必死に自分の考えを文につづっていた。

『スンヒョン、お前のサイン1つしてくれ』 祖父が話したとおりサインをするのに胸がとても

震えてきた。 祖父は震える指をもち、俺のサインの横に祖父のサインを書かれた。 そしてまた

その下に最後の力を使って文を書いていった。 『スンヒョン お前のこのサインは私が死んでも

生涯最後の記憶に持って行くだろう。だからお前の夢を必ず果たせ、私が貰ったこのサインに

本当の価値がでるように、そんな孫・スンヒョンになってくれたらいい』 祖父の最後の遺言で

あり。 俺にくれた最高の贈り物であり激励であった。 その時からどんな事に対してもさらに

意欲を出すようになったようだ。 いつでも大変なことがある時ごとに祖父の思いを考える。

今でも俺の心の中には祖父が存在している。

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