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自叙伝『세상에 너를 소리쳐 ~世界に君を叫べ~』 を紹介するブログ
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                         馬鹿力本能 T.O.P #2  

~ ラップするT.O.P、演技するT.O.P 

 

2007年7月、ラッパー RED ROC の【Hello】のミュージックビデオに演技者として出演することに

なった。 実際その時までやったとしても たまにCFやミュージックビデオに顔を出す以外には

演技活動をしてみたことがなかった。単独主演という圧迫感もないわけでも なかったけれど新し

い試みに興奮した。 愛や裏切りのような激しい感情を全身で表現しなければならなかったし俺が

直接、自分の頭を断髪する場面もあった。 俳優らは配役を引き受ける度にあたかも他の人の人生

を生きるような喜びを感じる というのだが、やはり俺も初めてそのような感じを受けた。

歌手としての俺の姿だけでなく演技する俺の姿を見て成就感のようなものが感じら れたし、

その欲は時間が過ぎるほどさらに強くなった。 一種類の分野に閉じ込められる必要はなく、

色々な分野を上手くやりたいという 欲の話だ。 俺の人生の最終目標のプロデューサーになる

その時まで、できるだけ多様な分野を たくさん経験してみたい。 ただ中途半端にしようとする

なら最初からしないことだ。 ドラマに出演したいという内に込めた気持ちを洩らしたとき、

YGで演技授業を させてもらった。 二回程度授業を受けた頃だったろうか? 演技の先生は俺に

『きちんとした演技をしようとするなら発音から変えなければ ならない』と助言してくれた。

もちろん一理ある言葉だが俺の考えは少し違った。 演技学校で習ったような正しい語り口と

個性ない姿になりたくはなかったからだ。 それで用心深く演技授業を固辞した。

【アイ アム サム】というドラマで『学校一不良な学生』の役割でキャスティング されて、

その特色を生かすために多方面で努力を傾けた。 表情と姿勢を研究して感情移入をするために

台本を読んで、読んで、読み倒した。 だが実際に撮影に入ってみると色々悩みが多かった。

その時ごとに【アイ アム サム】の演出を引き受けたキム監督が良いガイドに なって下さった。

生まれつき話が多い方ではないので、初めは同じ年頃の俳優らのように気さくに 近付いて話し

かけることもできなかった。 だがむしろキム監督は、そんな様子に俺の真の姿を見抜いたようだ。

表現に出来ないだけで、心がないのとは違うということをご存知だったようだ。 監督は俺を

ビッグバンT.O.Pではなく、人間 チェ・スンヒョンとして見てくれた。 『このドラマを通じて

君を素敵な演技者として作ってやりたい』という話を沢山して 下さったし、チェ・スンヒョンと

いうキャラクターが役割によく溶け込めるように熱 心に指導して下さった。

そうしてその前ならば俺から出ることのなかった姿がたくさん溢れてきた。

俺自身も知らずにいた長所を監督は一つ一つ出して下さった。  『君の長所はこれだ。

これからそれを上手く組み合わせて君自身を作り上げて いくのは君の役割だ。』

キム監督は俺の演技入門過程の良い指導者になって下さった。 幸い『歌手が演技をする』

という先入観よりは、俺の演技をありのままに好んで 下さった方々が多くて、忘れることの

できない思い出の一つになった。

 

 

キム監督は俺にこういう話もして下さった。

『色が濃い画用紙は個性が強くて、すぐ人々の目に浮かぶが他の色を受け入れる事ができない。

君が歌手としてあるいは演技者として成長しようとするなら、より大き い人になれ。

より大きい人になろうとするなら他の色を吸収して調和させる方法を知らなければならない。』

監督の言葉を聞いた後、俺は毎朝 昨日の未練と悲しみそして後悔をきれいに消す 練習をした。

そして純白の白い画用紙のような気持ちでまた一日を始めようと 努力する。

それでこそ新しい何かを吸収できるからだ。

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