馬鹿力本能　T.O.P ＃2　　

～T.O.Pよ、曲作り多くしろ～

今まで発表した俺のソロ曲【Big Boy】や　【아무렇지 않은 척】　

そしてBIGBANGのボサノバ系曲　【착한 사람】は、俺が作曲に参加した音楽たちだ。

今までラップは沢山書いてきたが、曲を作り始めたのはいくらも経っていなかった。

かつてはある特定した分野に限定して音楽に苦悩したとすれば、この頃は10代や20代の若い世代

だけでなくもっと進んだ30代・40代が聞いても洗練されていると感じるフュージョンスタイルの

新鮮な音楽を作ってみたい。

そのせいか最近はクラシックのような多様なジャンルの音楽をえり好みせず聞くようになった。

近い友達の勧めでフュージョンスタイルのジャズ音楽をする『テテ』というフランス

アーティストの音楽も興味深く触れている。

多様なジャンルと多様な分野のアルバムに触れながら、俺が今まで経験できなかった

『音楽を通して数多くの感情表現方法』を学ぶ事になったみたいだ。

KUSHI兄との共同作業を通じて【착한 사람】を作りだした。

その曲を聞いたヤン代表から本当に大きいプレゼントをもらった。

【MIKO】という名前を持った楽器だ。

それもTimberlandという有名プロデューサーの名前を取ったスペシャルエディションで、

直筆サインと共に彼が作ったサウンドが内蔵されている一種のエレクトロニックシンセサイザーだ。

当時ほとんど初めて韓国にやって来たこの音楽装置にはコンピュータも内蔵されていて数万種類の

シンセサイザー電子音の最高峰たちが全て含まれている。

モニターもあって、鍵盤もあって、それ一つだけ持っていれば曲を作ることができるほどだ。

その楽器をプレゼントしながら、ヤン代表は俺により大きい挑戦課題を設定してくれた。

『T.O.Pよ、お前が曲作業をもっと沢山したら良いだろう！　この楽器にお前の想像力を入れて

多様な曲を作ってみろ。』

ヤン代表の勧めも勧めだが、それをもらって何かさらに強烈な欲が生じた。

当時にも色々な悩みで考えが多い時期だったので、その楽器を貰うとすぐに前後分けることもなく

本当…　三日間の間、眠りもしないでそれだけをいじり倒した。

その後も20日程は部屋の外へも出かけずその楽器だけ触れていた。

今でも時々時間を割いては、その楽器に真剣に取り組んでいる。

新しい楽しみにどっぷり浸かってしまったのだ。

他のメンバーら皆そうだろうけど、俺は人々が考えるT.O.Pのイメージを跳び越えたい。

無限の可能性を見せてやりたい。

そのような考えでこの前　俺は自らに注文をつける文章一つをノートに記した。

『変身ロボットになろう！』

俺という人は決まっていない、俺が作っていくことが『俺』だと考える。

そうして俺をアップグレードさせ、変身させることができるロボットになりたい。

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