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自叙伝『세상에 너를 소리쳐 ~世界に君を叫べ~』 を紹介するブログ
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                         創造本能 G-Dragon #1

~失敗することより、失敗が恐ろしくて試みない事が愚かだ

そのように楽天的だった俺だったが、メンバー選定が近づく程ますます焦るようになっていった。

『出来ないわけがない』と独り言をつぶやいたが、サバイバル方式があたえる重圧感は非常に

重かった。 楽天的な俺さえそうなのに、経験が少なかったり性格が弱い他の友人らはどうだっ

たのだろうか? 他の友人らがむだな苦悶に陥らないようにするためにも、俺が先に貪欲に飛

びかかって俺が先に悪役を自任しなければならなかった。 事実メンバーらをみな直した言葉の

大部分は俺自身にする言葉だった。 ヤン・ヒョンソク代表は口癖のように『上手にすることも

あると考えるのと、本当に上手にするのは断固違う』という話をされる。 『才能を持ったのと

それを能力で発揮することは断固違う』という意味だ。 『今まで俺が最も得意で、最も好むこ

とだと信じた歌手ができなくなるならば、俺の未来はどうなるだろうか?』どこでも良く寝る

俺だったが、悪夢まで見始めた。

 

 

ある夕方のことだ。 突然窓の外で荒々しい風雨が吹きつけ始めた。 風がどれくらい強かった

のか、窓の隙間から雨のしずくが吹き荒れて入ってくるほどであった。 急いで窓を閉じよう

とする瞬間、俺は暴風雨と死闘を繰り広げているクモを一匹発見した。

 

 

野郎はその小さい体で太い雨のしずくを受けて、すぐにでも切れそうな危険に見えるクモの巣の

上で忙しく動いた。 平常時ならばつくづくと見ない光景だが、その日そのクモの姿はなぜか他人

事のように見えなかった。 窓を閉じなければならないという事も忘れたまま俺はクモをぼんやり

眺めていた。 その動きを見ていて妙な感じがした。 『こいつは知っている。 この風雨が過ぎ去っ

たらまた晴れた日がくることということを。 たとえこの風雨にクモの巣が裂けて取られても、

今できることはただ熱心に糸を吐き続け、巣を作ることだけだということを』

 

 

コイツがその薄いクモの巣に『生存』という切実さを歩いたように、俺は『歌手』という夢に

俺のすべてを賭けた。 その願いがないならば生きている意味がない。 大人気を享受するという

ことでなく。俺の歌を多くの人々と共有して叫びたいという思い! その夢をかなえるために

俺を追い立てて送る毎日ら….この意味ある毎日を送る自分、これよりさらに幸せなはずがない

という気がした。

 

 

『才能』とは誰も見なくてもクモが糸を吹き出して、自分だけの美しい巣の姿を作るように、

粘り強くて美しい行為を通じるだけで『能力』で花を咲かせることができると信じる。 そして

たとえ多少は少なからず美しかったりゆがんだ家を作ることになったとしても。 自分を捧げて

夢に向かって走って行くその瞬間だけは生涯最高の瞬間であることを。

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