創造本能　G-Dragon ＃１

～ちびっこルーラ、YG練習生になる～

すでに多くの方々に知られているように俺はルーラ先輩らのミュージックビデオに『ちびっこ

ルーラ』で出演したことをきっかけににYGエンターテイメントの練習生として席を置いた。

幸いにも母が多様な分野の経験を持つ事にとても関心が多かったので、俺は幼かった時から

母に手をひかれてあらゆる大会やオーディションを当たり前のように受けていた。 今考えて

みても俺はとんでもないことこの上ない幼い子供だったけど、いくら高齢なおとなの前でも

沢山の大衆の前でも震えた経験が殆どない『大胆な子供』であった。 その事が他人が言う

『才能』なのかは分からない。 ただ俺がとても好んで楽しめたし、さらに幸いだったのは

両親や周辺の人々の全面的な支援を受けていたという点だ。

俺は自らを考えてみても憂鬱な性格とはかけはなれた、100パーセント楽天家だ。 上手くでき

ても楽しいけれど、もしできなくても次に上手にすれば良いというのが俺の考え方。 ただし遊

ぶのを好んで今でも小学校の時の友人らにまで全部連絡して過ごす『関係志向型人間』のせいで、

以前のようにしばしば友人らと会ったり一緒に付き合うことができないのが少しさびしいだけだ。

YGに入った後、練習生生活のために友人らとしばしば遊ぶことができないうちに、一人で退

屈ならば歌詞を作ってラップを作ることが俺だけの趣味であり俺だけの遊び文化になってし

まったわけ。 同じ年頃の友人らがゲームをして遊ぶ時、俺は音楽を使って遊んだという事が

他の友人らとの小さい違いだったのか? 少し大変で退屈だったりしたけど、俺に練習生生活は

それほど大きい悩み事ではなかった。 もちろん肉体的に大変で友人と付き合う時間が減ったり

したけど、時々先輩達の兄や姉らの舞台をのぞき込んで舞台に立ったりミュージックビデオを

とって『歌手真似』を作ったりすることがひたすら楽しかった時期だった。

学校に行けば宿題をしなくちゃいけなくて、会社に出掛ければ決まった時間までにプロジェクト

を提出しなければならないように、練習生生活の間、俺の主な宿題は１週間に１回ずつ新しい

練習映像を録画してヤン代表に提出することだった。 それでラップと歌詞を書くことが趣味だっ

たから、外国歌手らの原曲をそのまま歌うより新しいラップと歌詞を書いて歌ったりした。

ある程度時間が過ぎてヤン代表は最初から１週間に１曲ずつ作詞作曲をしてくる課題をよこした。

もちろん当時とても不足したレベルだったけど、6年の間着実に休まないで練習したのが今、

作詞作曲をするのにとても多く役に立っているようだ。

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